
英語を話せるようになりたいけど、何から始めていいかわからない…

こんな風に悩んでいませんか?
英語が話せるようになりたいけど、何から始めていいかわからないと悩んでいませんか?英語初心者の方にとって、英語学習を始めるのに一歩踏み出す勇気が必要かもしれません。
しかし、心配いりません!実は30代の英語初心者でも、独学でペラペラに話せるようになる方法があります。
第二言語習得研究で科学的に調査が行われていますが、大人でも高いレベルの英語を身につけた例がたくさんあります。本記事では、具体的な勉強法やおすすめの本、モチベーションの保ち方も紹介します。この記事を読めば安心して英語学習を始めることができます。

理想を現実に変える行動ができます!
30代英語初心者が独学でペラペラに話せるようになるのか
大人の方が子どもよりも理解が早いことが研究で明らかになっています。「良い年だからなぁ…」と年齢を言い訳にすることなく自信をもって英語学習を始めましょう。
ちなみに年齢と英語学習について詳しくはこちらの記事で解説しています。
30代英語初心者が独学で英語を学ぶ前に知っておくべきこと
やる気に満ちている人はすぐにでも勉強を始めたいと思っているでしょう。しかし、やみくもに勉強を始めてもうまくいきません。
そこで、独学で英語を話せるようになるために知っておくべきポイントを紹介します。
「とにかく具体的な勉強方法が早く知りたい」という人はこちらをクリック。
目標設定を明らかにする

あなたは何で英語を話せるようになりたいのですか?
独学で英語の学習を始める上で、一番大切なポイントが目標設定です。「ゴール」と言えるものが明確になっているかどうかで、英語学習を継続できるかどうかが決まります。
実は、ここがはっきりせずに「なんとなく」英語を話せるようになりたいと軽い気持ちのまま学習を始める人がとても多いです。

ギクリ。でも、ダメなの?

軽く始めると、軽くやめてしまうんです…
軽い気持ちで始めると、ちょっと学習が辛くなると簡単に諦めてしまいます。
目標はできるだけ自分が具体的にイメージできるものが良いです。
単に「英語を話したい」だけだと曖昧です。
「3ヶ月後には外国人に道案内をすらすらできるカッコいい自分」のように、期間や未来の自分の姿、どんな気持ちになっているかまで設定すると効果的です。
目標は未来の自分の姿が具体的にイメージできるように設定する
「実は明確なゴールがない」という人はこの記事を読み終わった後で構いませんので、一度じっくり考えてみることを強くおすすめします。
紙に書き出して定期的に見返すのがおすすめです。
独学のメリット・デメリットを理解する
30代英語初心者が独学で学習を始める前に、独学のメリットとデメリットを理解しておくことが大切です。
デメリットを補う方法を知って、効率良く学習を進めましょう。
独学のメリット
自分のペースでできる
英語を独学で学ぶ最大のメリットは、自分のペースで学習できることです。
自分のスケジュールに合わせて勉強時間を調整でき、自分の理解度に合わせて学習内容を決めることができます。
また、オンラインでの学習が進化した現代では、You Tubeや英語学習アプリなど、手軽に英語学習ができるため、忙しい社会人にも取り組みやすい学習方法と言えます。
コスパが良い
英語学習において最も大きな負担となるのが、教材や英会話教室などの費用です。
しかし、英語を独学で学ぶ場合は、教材を自分で選ぶことができるので、高額な費用を英会話スクールなどに払う必要がありません。
また、オンラインには無料で活用できるウェブサイトやYou Tubeの動画などがあるので学習であれば、教材のコストも安く済ませることができます。
自分の興味に合わせて学習できる
スクールで学ぶ場合、指定されたテキストで学習をすることが多くあります。
しかし、英語を独学で学ぶ場合、自分の興味に合わせて学習内容を選ぶことができます。
例えば、ビジネスで使う英語を学びたい場合はビジネス英語を、旅行で使える英語を学びたい場合は旅行で使われる表現を重点的に学習することができます。
自分の目的に応じた学習を行うことで、より効果的な英語学習ができると言えます。
独学のデメリット
自分の弱点を把握しづらい
独学では興味や好みに合わせた学習をすることができる一方で、自分の弱点に合わせて学習を進めるのが難しいです。
対策としては、定期的にTOEICや英検などの試験でレベルチェックを行うことをおすすめします。
ちなみに、英語コーチングのカウンセリングを受けると無料でレベルチェックができ、あなたの弱点に合わせた学習方針を提案してもらえるので、独学で学習を進める上でカウンセリングだけでも受けておくと効率よく英語を話せるようになります。
スピーキングの練習が不足する
独学でもぶつぶつと一人で会話練習をすることは可能ですが、一方通行の練習しかできません。
英語を話せるようになるには、相手の話を聞いて、その場に合わせて内容をリアルタイムで考える練習が重要です。
対策としては、費用を抑えたコスパ重視の英会話スクールを利用することです。
今ではオンラインの英会話スクールもあるので、気軽に短時間でスポット的に使うのがおすすめです。
スケジュール管理が難しい
独学で難しいのがスケジュール管理です。勉強してもよいし、しなくてもよいという環境は強制力が弱く、ついつい怠けがちです。
対策としては、TwitterなどのSNSでその日の学習予定や学習結果を報告することです。
英語学習のツイートをしている人はたくさんいるので、他人のツイートを読むと学習方法が参考になったり「自分も頑張ろう」とモチベーションアップにつながったりします。
最低1ヶ月は続ける
独学を始める場合、少なくとも1ヶ月は継続しましょう。
個人差はありますが、新しい行動が習慣になるには30日かかります。
つまり、1ヶ月独学を継続できた人は、この先も学習し続けられる可能性が高いです。
また、1ヶ月継続した段階である程度の成果が出ます。「できた」という実感が自信につながるので、まずは1ヶ月は学習を続けましょう。
ちなみに、1ヶ月続けられなかった人には英語コーチングを使えば問題ありません。
こちら
発音に完璧さを求めない
30代でも独学で英語をペラペラに話せるようになりますが、実は発音の習得には限界があります。
第二言語習得理論でも、大人の学習者がネイティブスピーカーのような発音をマスターすることはほぼ不可能と言われています。
ですが、心配することはありません。
英語は世界の共通語として使われています。
国が違えば発音の特徴も違います。
中国人、インド人、フランス人、みんなそれぞれ母語の影響を受けた英語を話します。
完璧な発音の習得には最初からこだわらずに、「通じる英語」を習得すれば良いのだと割り切る気持ちが大切です。
独学で英語を話せるようになるための具体的な勉強方法
ここからは30代の英語初心者が独学で英語を話せるようになるための具体的な方法について解説します。
インプット → アウトプット → チェックを繰り返す
まずは大まかな流れについてです。
英語を話せるようになるには、インプット、アウトプット、チェックのサイクルを繰り返すことが大切です。
野球の練習に例えると、素振り(インプット)、試合(アウトプット)、反省(チェック)、また素振り(インプット)…と繰り返すことです。
インプットだけでアウトプットがないと使える(話せる)ようにはなりません。
また、独学で一番難しくて意外と忘れがちなのは「チェック」の部分。
アウトプットしてみて、良かった点はどこか。どんな改善が必要なのか。次はどんなインプットをすると良いのか。
場合によっては学習方法を変えた方が良いのかなどを判断します。
せっかく学習を続けても、このチェックが不十分だとなかなか上達しません。
後で解説しますが、チェックの部分は「英語コーチング」に頼ることをおすすめします。
【科学的】大量のインプットと少量のアウトプット
初心者が間違いやすいポイントは、話せるようになりたいからと「話す」練習ばかりすること。
ダメなの?
試合だけやっても上手になりません。
アウトプットは、自分のもっている知識を出すことです。知識がなければ外に出すこともできません。
多くの研究で明らかなのはアウトプットよりもインプットの方が大切だということです。
たとえ上級者であっても、アウトプットとインプットの割合は3:7で十分。
初心者ならアウトプットとインプットの割合は1:9でも良いぐらいです。
初心者こそインプットを重視しましょう。
単語と文法をインプットして土台を固めたら会話練習でアウトプット。
単語を覚える
ネイティブスピーカーは約2万語をマスターしています。
しかし、そこまで多くの単語を知らなくても問題ありません。
会話や本によく登場する単語は限られているからです。
日常会話レベルであれば3000語で十分です。
ちなみに、ネイティブスピーカーは1年に1000語を覚えると言われています。
同じペースなら1日3語。3000語まで3年。
1年なら1日10語のペースで覚えましょう。
中学英文法を覚える
「英会話は中学英語で十分」というタイトルの本がたくさんあります。本当でしょうか?
実は、本当です。しかし、注意するポイントもあります。
研究で、日常会話では高校で習う文法がほとんど使われていないことや、大学入試の問題も80%が中学英文法で解けることが明らかになりました。
中学英文法を覚えれば話せる、というのは間違いありません。
注意するポイントは2つあります。
「組み合わさると難しい」「覚えるだけでは使えない」ということです。
組み合わせると難しいというのは、例えば下の文を見てください。
Is it a book that Ken was looking for?
意味が分かった人は一安心。
この文には、関係代名詞、be動詞の過去形、疑問文、過去進行形など中学英文法がぎっしり。中学レベルだからといって決して簡単とは言い切れません。
また、「覚えるだけでは使えない」のはそのままで、今の文も「じっくり考えれば分かる」レベルでは実際の会話で使えません。
会話はリアルタイムでキャッチボールするもの。
瞬間的に口に出せるレベルまで自動化するための大量の練習が必要です。
会話練習をする
英語を話せるようになるには、単語や文法を覚えるインプットだけでは不十分。
実際に話す練習が絶対に必要です。
ペラペラと話せるネイティブスピーカーがマスターしているのは「チャンク」です。
チャンクって?
「短い表現のまとまり」
例えば、「I wonder if you wouldn’t mind…」は「もしよろしければ〜していただけませんか?」という意味ですが、このまま一つのまとまりとして使われます。
文法や単語の意味を一つ一つ考えながら話すこともできますが効率が悪く、言葉がつっかえて話せない原因になります。
研究では、ペラペラに話せる英語学習者は、多くのチャンクを使用しており、言い直す回数も少ないことが分かっています。
使えるチャンクの数を増やすことで、会話のトピックや追加質問が増えスピーキングの質も上がることが明らかになっています。
積極的にチャンクを覚えて、単語や文法を組み合わせて自然な会話ができるようになりましょう。
英語コーチングでチェックを受ける
研究で明らかになっている効果的な学習に必要な要素があります。それは、次の4つです。
この4つが満たされていることが大切です。以下に、それぞれの要素の難易度と注意点をまとめました。
難易度 | 注意点 | |
テスト | 簡単 | フィードバックが不十分 |
復習スケジュールの管理 | 難しい | 新しいものばかり覚えても効果は薄い |
最適な難易度設定 | 難しい | 簡単すぎても難しすぎてもダメ |
繰り返し学習 | 簡単 | 間違った方法で続けると危険 |
テストは取り入れるのが簡単で、TOEICや英検など民間の試験を受けることで受験できます。
ただし、テストの結果に対するフィードバックを十分に受けることができません。
テストは「受験した後」が大切で、勉強方法、時間は適切だったのか、同じ勉強方法を継続するのか変えるのかなど、テスト結果はもちろんですが、それまでの過程を振り返って今後の学習方針を決定する大切な材料となります。
次に、復習スケジュールの管理と最適な難易度の設定。これが独学で最も難しいところです。
適切なタイミングで復習することで記憶に残りますし、教材の難易度は簡単過ぎても難しすぎても力がつきません。
最後に、繰り返し学習することは一人でもできますが、間違った方法で続けると時間を無駄にしてしまいます。
すべて独学でやり切ることももちろんできますが、そんなにパーフェクトな人間ばかりではありません。正直難しいのが現実です。
そこで「英語コーチング」に頼ります。
コーチが弱点を把握して適切な教材を選び、学習方針もスケジュールも管理してくれます。学習の悩み相談はもちろん、励ましの言葉もかけてくれるので、時には辛い学習も一緒に乗り越えてくれるパートナーが英語コーチです。
詳しくはこちらの記事【英語コーチング【完全ガイド】おすすめ比較11選!】で解説しています。
無料カウンセリングを受けるだけで自分の弱点を教えてくれて学習方針提案してもらえるので、試しに話を聞いてみるだけですっきり英語学習を始められます。
インプット → アウトプット → 英語コーチングでチェック
このサイクルを確実に回すことで早く英語を話せるようになります。
独学におすすめの本
英語学習を独学で進めるにあたって、単語、文法、会話練習それぞれおすすめの本を紹介します。
インターネットを使用するだけでも英語学習はできますが、バラバラとした大量の情報を取捨選択するのは大変です。
本であれば分かりやすく1冊に情報がまとまっているので使いやすいです。何冊も新しいものに手を出すのではなく、1冊を繰り返しとことんやり込むのがおすすめです。
単語を覚えるのにおすすめの本
単語帳は山のように種類があります。その中でもオススメを2冊。
初心者が最初に選ぶ1冊はこちら。
単語数としては少々不足します。とはいえ、この1冊をしっかり覚えるだけで会話のレベルは格段に上がります。最初から分厚い単語帳に挑戦して挫折してもいけません。
もう少しチャレンジしたいという方はこちら。
QRコードから音声を聴けるのがとっても便利です。一昔前ならCDは別売りだったので、音声が充実していて1000円ちょっとって、信じられないレベルです。
レベル別に単語が収録されているので取り組みの目安が分かりやすいのもポイント。
文法を覚えるのにおすすめの本
文法も単語帳と同じく2種類を紹介します。どちらを選んでも間違いないです。
まずは本当に最初からやり直したい人に向けた1冊。
イラストページ、アウトプットの練習ページの構成が分かりやすい初心者向けの1冊です。
商品ページから中身の一部が確認できるので、雰囲気をつかめます。
もう一段チャレンジしたい方はこちら。
世界で一番売れている文法書「Grammar in Use」シリーズの1冊です。
私も留学した際の語学学校でこちらのシリーズを教科書として使用しました。
中身も説明も全て英語です。ただ、イラストがあり分かりやすいのと、単語も簡単なもので説明されているので多少分からない単語があっても理解できます。
堅苦しい説明ではなく、実際にネイティブが「こんな時に使ってるよ」という感覚が理解できるので「ちょっとチャレンジしてみようかな」という人にはオススメです。
会話練習をするのにおすすめの本
英語のハノン フレーズ編は、「英語のハノン」シリーズの最新作。会話に必要な「チャンク」を使用した英会話のための1冊。
音声も収録されているので繰り返し聞き返して練習することでスラスラと口に出せるようになります。
こちらもベストセラー「瞬間英作文」シリーズから。書店で見かけたことがある人も多いのではないでしょうか。
こちらは中学レベルの文法項目別にスラスラと口に出す練習をする構成になっています。
文法の学習が「わかる」から「できる」状態にもっていくためにピッタリの1冊です。
独学におすすめのアプリ
Santaは400万人以上が利用するTOEIC学習アプリです。
AIを活用して学習進度や理解度に合わせた学習ができます。
10問の質問に答えるだけでTOEICの予測スコアが出せ、その精度はなんと95%。
無料でレベルチェックができるので使わない手はありません。
ダウンロードはこちらから。
「アルク トーキングマラソン」はスピーキングの練習に特化したアプリです。
自信がなくていきなり人と英語で話すのは抵抗があるという人もアプリなら問題なし!
1日5分から始められるのでスキマ時間にピッタリです。
2週間無料体験ができるのでまずは試しにダウンロードしてみましょう。

独学のモチベーションを保つ方法
30代の英語初心者が独学で英語をペラペラ話せるようになるためには、モチベーションを保つことが非常に重要です。仕事や家事など、時間のやりくりが必要なのはもちろん、英語学習は継続的な努力が必要です。モチベーションが下がってしまうと勉強することが億劫になってしまいます。
独学のモチベーションを保つためには、以下のような方法があります。
目標を設定する
英語学習において目標を設定することは非常に重要です。目標を設定することで、自分がどの程度まで英語を話せるようになりたいのかが明確になります。また、目標を達成したときの達成感もモチベーションに繋がります。「頑張れば手が届く」レベルの目標設定を心がけましょう。
毎日少しずつ勉強する
英語学習は毎日の積み重ねが大切です。1度にたくさんやりたくなる日もあるかもしれませんが、毎日少しずつ勉強することで学習へのハードルが下がり、継続的に勉強することができます。塵も積もれば山となる精神を忘れずに。
語学学習アプリを利用する
独学におすすめのアプリで紹介したように、語学学習アプリを利用することで手軽に英語学習を行うことができます。アプリにはゲーム感覚で学習できる機能や、英会話練習ができる機能などがあります。学習は堅苦しいものというイメージをなくしてハードルを下げましょう。
英語を身近に感じる
どうしても「英語は勉強するもの」というイメージ(事実ですが)があります。しかし、英語を身近に感じることで、学習意欲が高まります。例えば、洋画を見たり、英語の歌詞を読んだり、外国人と交流したりすることで、机に向かう勉強とは違った形で英語に触れることができます。
報酬を設定する
報酬を設定することで、自分にプレッシャーをかけることができます。例えば、1週間に5日英語を勉強したら自分にご褒美を与える、といった具合です。

私は勉強の後には炭酸水でリフレッシュ!
独学で英語をペラペラ話せるようになるには、上記のような方法を取り入れて、日々コツコツと学習することが大切です。モチベーションを保ち継続的な努力を続けることで、必ず上達することができます。
海外旅行に行く・留学する
実際に海外に行って英語が通じたときの嬉しさはたまりません。
私はかつてオーストラリアのシドニーに1年留学しました。
初日、日本からの長時間の飛行機移動で疲れていた私は、ホームステイ先のホストファミリーに
「Can I take a shower?」と質問しました。
「Sure.」
とたった一言ですが、返事が返ってきたことに感動しました。
なんてことない日常表現ではありますが、私にとっては「英語が通じた」ことを実感したとてもよい思い出です。
2023年現在、コロナ禍の状況が少しずつ変化しています。海外旅行や留学ができる流れが復活してきました。
ぜひ学んだ英語を現地で使う体験につなげてほしいです。
【まとめ】30代英語初心者が独学でペラペラに話せるようになる勉強方法
30代英語初心者が独学で英語を話せるようになるには、インプット重視で適度なアウトプットを心がけることが大切です。その際に、英語コーチングを活用してレベルチェックをするとより効果的です。具体的な目標設定をして、アプリを活用したり試験を受けるなどしてモチベーションを保ちながらこつこつ継続することが英語を話せるようになる何よりの近道となります。
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